スペイン語と英語は文法的に似ている部分もあるけど、スペイン語の文法を適用してはいけないこともあります。
ダメとわかっていながら慣れないのが、動詞と目的語が逆なこと。
目的語の位置が動かせるスペイン語って便利だよな〜と思いました。
目的語の位置とは
文法的な用語を覚えるのは全く得意ではないので、直接目的語とか間接目的語とか感覚でしかわかっていません。
今回私がスペイン語と英語で違いがあってややこしいなというか、慣れないなと思ったのは、目的語の位置です。
スペイン語は
Ella me dijo
と言うのに英語は
She me told
じゃなくて
She told me
となって動詞と目的格が逆なの慣れないShe me toldって聞いたことないだろって自分でも思うよ、思うんだけどさ#moni英語日記
— moni (@moni0623) October 24, 2021
正確にはスペイン語の場合は目的語の位置は動詞の前、動詞の後、どちらでも大丈夫なんですよね。
彼女は私に言った。
彼女は私に言った。
上の言い方の方がよく気がするけど、Ellaの後にmeを言い忘れてdijoを先に言った時にはdijoの後にa míを言えば良いという使い勝手の良さ。
英語の場合は
彼女は私に言った。
スペイン語の2つ目と同じ並びで言います。スペイン語の上の方の並び「She me told.」だと文が成立しないです。
スペイン語で慣れている語順になってしまう
スペイン語だと上の言い方「Ella me dijo.」の方をよく聞くので、頭がその順番に慣れてしまっています。
だから英語で話す時や書く時、Sheの後にmeと言いたくなってしまうの。変だとわかっているのだけど、これは感覚的な慣れなんです...。
なので一瞬立ち止まって、「主語の後は動詞だ!」と思ってから「She told me.」と言います。
なんでこういうことが起こるかというと、英語を話す時にまだスペイン語を頭で考えてるからなんですよね。
日本語→英語よりもスペイン語→英語の方が文法的にも単語的にも近いから、スペイン語を思い浮かべながら英語を組み立ててしまう。
その癖が抜けないうちは、「主語の後は動詞だ!」と考えないと一瞬もごもごしちゃいそうです。
目的語が複数ある場合
目的語が複数ある場合、スペイン語では動詞の前に間接目的語が来るのが一般的だと思います。
彼女は私に来ないと言った。
meが間接目的語で、que以降が直接目的語。
動詞dijo(過去形)の前に間接目的語のmeが来る。Ella dijo a mí que〜と言っても変ではないけど、Ella me dijo que〜という人の方が多いと思う。
だから英語の場合は余計ややこしい!
彼女は私に来ないと言った。
英語は主語→動詞→間接目的語→直接目的語の順ですよね。間違ってもShe me told that〜とはならないところに、スペイン語との違いがあります。
英語は主語の後は動詞
とりあえず今のところ、英語は「主語の後は動詞!」と意識するようにしています。
とっても初歩的なことだけど、スペイン語の語順に感覚で慣れてしまった人は、意外と言い間違えやすいんじゃないかと思ってます。