スペイン語の語順が割と自由な件

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スペイン語と英語は文法的に似ている部分もあるけど、スペイン語の文法を英語に適用できないこともあります。

英語に比べてスペイン語は比較的自由だなと思ったのが、語順について。

目的語の位置が動かせるスペイン語って便利だよなと最近思いました。

目次

目的語の位置とは

私は文法的な用語を覚えるのが全く得意ではないので、直接目的語とか間接目的語とか感覚でしかわかっていません。

英語とスペイン語で違いがあってややこしいなと思ったのは、この語順。

英)She told me…
西)Ella me dijo…

英語は必ず動詞が先にくる。対してスペイン語は、動詞の前後、どちらにも目的語が来ることができる。

Ella me dijo.
彼女は私に言った。

Ella dijo a mí.
彼女は私に言った。

上の言い方の方がよく聞く気がするけど、Ellaの後にmeを言い忘れてdijoを先に言った時には、dijoの後にa míを言えば良いというスペイン語の使い勝手の良さ。

英語の場合は

She told me.
彼女は私に言った。

の語順を変えることはできない。スペイン語の上の方の語順で「She me told.」とすると、文が成立しないです。

スペイン語を話していてスペイン語の語順に慣れてくると、「Ella me dijo.」の語順の方をよく聞くので、頭がその順番に順応していきます。

そうすると、英語に切り替えた時に先に目的語であるmeを言いたくなる現象が起きるという不思議。変だとわかっているのだけど、感覚的なもの…不思議ですねぇ。

英語で上に挙げたような「誰々が誰々に言った」系の文章を言う時は、一瞬立ち止まって、「主語の後は動詞だ!」と思ってから「She told me.」と言います。

目的語が複数ある場合

目的語が複数ある場合、スペイン語では動詞の前に間接目的語が来るのが一般的だと思います。

Ella me dijo que no iba a venir.
彼女は私に来ないと言った。

meが間接目的語で、que以降が直接目的語。動詞dijo(過去形)の前に間接目的語のmeが来る。

「Ella dijo a mí que〜」と言っても変ではないけど、「Ella me dijo que〜」という人の方が圧倒的に多いと思う。だから余計この語順に頭が慣れてくるのよね。

英語の場合は、やはり動詞が先に来ますよね。主語→動詞→間接目的語→直接目的語の順。

She told me that she wouldn’t come.
彼女は私に来ないと言った。

「She me told that〜」とはならないところに、スペイン語との違いがあります。

英語は主語の後は動詞

とりあえず今のところ、英語は「主語の後は動詞!」と意識するようにしています。

とっても初歩的なことだけど、スペイン語の語順に感覚で慣れてしまった人は、英語に切り替えた時に意外と言い間違えやすいんじゃないかと思ってます。

スペイン語は目的語の位置が動かせるという、実は自由度の高い言語なんだなと思ったのでした。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし。スペイン生活の中で気づいたこと、セビージャのこと、旅の思い出、スペイン語などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬
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