英語を読んだりインタビューを見ていると、文中にthatやwhatがよく出てくることに気がつきます。
I think that〜
I understand what〜
みたいな文です。
スペイン語で対比する文と合わせて考えてみました。
英語の文中のthatはスペイン語のque
英語の文中にthatが出てくる文は、スペイン語だとthatの部分がqueにあたります。that及びqueの後ろに来るのは、主語+動詞+目的語などの普通に完結する文。
英語)I think that he is kind.
スペイン語)Yo pienso que él es amable.
thatまたはqueより後ろの文は「彼は親切だ」で、私は「thatまたはqueより後ろのこと」だと思う、つまり「彼は親切だと私は思う」という意味になります。
I know that she has a pen.
Yo sé que ella tiene un bolígrafo.
どこかの歌みたいな例文になっちゃいましたが、thatまたはqueより後ろの文は「彼女はペンを持っている」で、私は「thatまたはqueより後ろのこと」を知っている、つまり「彼女がペンを持っていることを私は知っている」という意味になります。
英語の文中のwhatはスペイン語のlo que
英語の文中にwhatが出てくる文は、スペイン語だとwhatの部分がlo queにあたります。ここで出てくる「lo」は〜なことを意味し、what及びlo queの後ろは主語+動詞が来ます。
英語)I understand what he said.
スペイン語)Yo entiendo lo que ha dicho él.
英語の場合は「彼が言ったこと」をwhat he saidで表し、スペイン語ではlo que ha dicho élで表しています。
スペイン語の場合、lo que él ha dichoでも文法的には間違いではないのだろうけど、あまり聞かない語順です。「lo que ha dicho él」の方がしっくりくる感じ。
that(que)の文と違うなと思ったのは、whatより後の文(lo queより後の文)のみを取り出した場合は成立しないということ。「He said(何を?」「Él ha dicho(何を?)」となるから。
その「何を?」の部分がwhatだったりlo queになるわけですね。彼が言った「こと」の部分。
英語とスペイン語の文法はところどころ似ている
こうやって勉強していると、英語とスペイン語の文法はところどころ似ているなと感じます。
英語とスペイン語を両方学んでいる人は
英語の文中のthat→スペイン語のque
英語の文中のwhat→スペイン語のlo que
と覚えてしまえば楽かも!私は現時点ではこのように覚えてます。