フランス語の疑問文で「イエス」と答える時の返答方法は2つあるようです。
1つは、疑問文に「Oui」で答える素直な方式。
もう1つは、否定疑問文に「Si」で答える方式。
フランス語は全部「Oui」じゃないの?「Si」はスペイン語の専売特許じゃないの?
なんて思ってしまいました。
普通疑問文のイエスの返答は「Oui」
イエスかノーで答えられる普通の疑問文にイエスで返答する場合は、「Oui」が最初に来ます。
Est-ce que tu as des frères?
はい、います。
Oui, j'ai deux frères.
フランス語と言えば「ウィー」のイメージ。
否定疑問文のイエスの返答は「Si」
疑問文が否定になっている場合の返答は、Ouiではなく「Si」になることを学びました。
Tu ne as pas des frères?
いいえ、います。
Si, j'ai deux frères.
なんでここが「Oui」ではなくわざわざ別の単語「Si」を使うのかわからんのだけど、フランス語はそういうルールのようです。
ちなみにスペイン語はどちらも兄弟がいるなら「Sí」いないなら「No」で答えられるからもっと簡単。
ちなみにスペイン語の「はい」を表す「Sí」はアクセント記号がつきます。アクセント記号なしの「si」は英語の「if=もし」という意味です。
スペイン語やフランス語の否定疑問文はそもそも混乱する
日本語は疑問文に対してイエスかノーかの返答をするのに対し、スペイン語やフランス語は聞かれている事柄に対してイエスかノーかで返答する逆のスタイルだから混乱します。
あなたはタバコを吸いませんか?
はい、吸いません。
いいえ、吸います。
¿Tu no fumas?
No, no fumo.
Si, yo fumo.
Vous ne fumez pas?
Si, je fume.
Non, je ne fume pas.
日本語は「あなたはタバコを吸わない」と言われたことに対して、それは合ってます=はい=吸いません。それは違います=いいえ=吸います。という考え方。
フランス語やスペイン語は「タバコを吸う」事柄自体に対してイエスならOui/Si、ノーならNon/Noとなるので、返答の最初の言葉が逆になります。英語もこっちかな?
最初はこれこんがらがるのよねー。