偉人の名言から外国語を学んでみようシリーズ。
ドイツの実存主義の思想家、フリードリヒ・ニーチェの言葉です。
Without music, life would be a mistake.
– Friedrich Nietzsche
音楽がなければ、人生は誤りであろう。
-フリードリヒ・ニーチェ
「No Music No Life」的な名言ですね。
ニーチェと言えば「神は死んだ」の名言も有名ですが、冷たい人のイメージがあったので、こんなに熱いお言葉を残していたとは思いませんでした。
ニーチェはもともとワーグナーのファン(ワグネリアンと呼ばれます)で、交流もあったそうです。後にワーグナーに失望し、ワグネリアンを辞めてしまうみたいですが...。
これは仮定法という理解でよろし?
Without musicの部分は「もしなかったとしたら」だから、後の文は「would」が出てくる。
このニーチェの名言をスペイン語にするとこうなります。
Sin música, la vida sería un error.
– Friedrich Nietzsche
スペイン語のsinは英語のwithoutと同じく「〜がなければ」を意味する前置詞です。
la vidaが人生(冠詞必要)で、seríaはcondicional(条件法)です。
英語のwouldやcouldに当たる表現がないからか、スペイン語の接続法(英語の仮定法)で「もし〜だったら」の文を作る場合、後半はcondicional(条件法)を使います。
errorは間違い、エラーということです。音楽がない人生はエラー。うむ。
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ニーチェはドイツの人なので、実際はドイツ語で名言を残したのでしょう。
ドイツ語ではこうなるそうです。
Ohne Musik wäre das Leben ein Irrtum
– Friedrich Nietzsche
ドイツ語は1ミリもわからんー!