英語の関係代名詞って種類が多いですよね?
who, which, whose, what, whom, that...おおーい。
主語だからwho、名詞節になるからwhat、所有格だからwhoseなどなど。
英語を読むだけならあまり気にならないけど、穴埋め問題をやる時や英語の文章を書く時は、なかなか考えちゃう問題です。
ところで、スペイン語の関係代名詞って何があるのか考えてみたら、queやquienがありました。lo queなど組み合わせもある。
英語の関係代名詞と、スペイン語の関係代名詞を簡単に比較してみました。
英語の関係代名詞をおさらい
関係代名詞は、ながーい文で修飾する時などに使われるイメージです。
英語もスペイン語も後ろで修飾する文章がやたら長くて、どこから関係代名詞なんだかよくわからなくなったりします。
「白い車」だったらwhite carで済みますが、「私が先週見た白い車」と言いたい時は、関係代名詞を使ってthe car which I saw last weekと表現します。
who/which
主格の関係代名詞。関係詞節の中で主語になる。
主語が人ならwho、ものならwhich。
whom/which
目的格の関係代名詞。関係詞節の中にある動詞の目的語になる。
目的語が人ならwhom、ものならwhichだけど、whomではなくwhoが使われることもあるらしい。
whose
所有格の関係代名詞。先行詞の名詞の所有を表し、whoseの後ろは必ず名詞。
先行詞が人でもものでもwhoseを使う。
what
先行詞がない関係代名詞。
文の主語や目的語、補語になり、関係詞節の中では名詞になる。
that
whichやwhoの代わりとして使える万能選手。
ただし前置詞の後に置けない、非制限用法で使えないなどの制限あり。
スペイン語の関係代名詞
スペイン語の関係代名詞には、que, quien, lo queなどがあります。
que
英語のwhich, that, who のような働きをします。
主格、目的格のどちらにもなる関係代名詞。
先行詞は人でもものでもOK。
一番使われる関係代名詞。
彼女はセールになってたワンピースを買った。
(英語のwhichの働き)
Ella me dijo que Ana fue estudiante.
彼女はアナが学生だと私に言った。
(英語のthatの働き)
Tengo amiga que vive en Mexico.
私にはメキシコに住んでる友達がいる。
(英語のwhoの働き)
quien
前置詞+quienの形で、先行詞が人の時に使います。
私がめっちゃ会いたい女の子は私の親友です。
文頭にquienが来ると(前置詞なし)、「〜する人」という意味になります。人が複数の場合はquienesになるので要注意。
Quienes les gusta comer se llama “comilona”.
食べることが好きな人を “comilona” と呼びます。
lo que
英語のwhatのイメージ。というか、英語のwhatはスペイン語のlo queと覚えてしまっている...。
「〜なこと」という意味です。
複数形の場合はlosになります。
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私がしたいのは眠ることです。
¿Sabes lo que te dico?
私があなたに言った事わかる?
2個目は頻出でよく言われます。
人と状況によっては乱暴に聞こえるので、自分が言う時は「¿Me explico?(うまく説明できてるかな?)」の方が柔らかいです。
英語の関係代名詞が難しい
スペイン語の関係代名詞でもっともよく出てくるのがqueで、その次はlo queのイメージかなぁ?
英語に比べると関係代名詞のルールが細かくない気がして、スペイン語の方が混乱は少なかったです。
英語はいま関係代名詞を勉強していて、種類が多いなぁ、ルールがいっぱいあるなぁ、省略される時とされない時の違いがよくわからないなぁとつまづき気味です。
スペイン語もqueの前にdelと前置詞がついたり、ルールはいろいろあるんだけど、que, quien, lo queの3種の神器があれば、結構やっていけます!(実体験)
また別の機会に細かくまとめてみたいと思います。