英語とスペイン語は形容詞の位置が逆のようだ。ということに最近気づきました。
スペイン語)Ella es la mujer guapa.
彼女は美しい女性です。
英語の形容詞の位置は名詞の前、またはbe動詞の後ろです。
スペイン語の形容詞の位置は、基本的には名詞の後です。基本的にはと書いたのはそうじゃない場合もあるからで、名詞によっては形容詞の位置で強調したいことや意味が変わったりします。
英語の形容詞の位置
英語の形容詞は名詞の前、名詞が伴わない文ならbe動詞の後ろです。
She is a beautiful woman.
She is beautiful.
「美しい女性」となって日本語の語順と同じなので、英語の方が日本人には馴染みやすい順序なのかも。
スペイン語の形容詞の位置
スペイン語の形容詞は、基本的には修飾する名詞の後に置かれます。
Ella es la mujer guapa.
la mujer(女性)という名詞があって、その後ろにguapa(美しい)という形容詞を置くことで「美しい女性」という意味になります。
英語と同じ考え方だと「Ella es guapa mujer.」になりますが、この語順となることはないはず。少なくとも私は耳馴染みがない。
「Ella es guapa.」はあり得ます。
スペイン語で名詞の前に形容詞がくるケース
スペイン語では名詞の前に形容詞がくる場合もあります。
彼女は良い料理人です。
Ella es una buena cocinera.
彼女はすばらしい料理人です。
ほとんど同じような意味に感じるけど、「素晴らしい料理人なんだよ!」と意味が強調される時は「buena cocinera」となる気がする。
形容詞を置く位置で、大きく意味が異なる場合もあります。
大きい男性
un gran hombre
偉大な男性
名詞の後ろに置いた場合は「grande=大きい」で、名詞の前に置いた場合は「gran=偉大な」という意味になります。綴りも変わってるので注意。
形容詞の使い方は英語の方がシンプルかも?
こうやってまとめてみると、形容詞の使い方は「形容詞+名詞」という語順になる英語の方がシンプルみたい。
スペイン語は基本は「名詞+形容詞」の語順だけど、「形容詞+名詞」の語順もあり、場合によっては意味が変わるので、体感して覚えていくしかなさそうです。